ここでは、臨床心理士の資格試験とその対策についてご紹介します。
平成22年度臨床心理士資格試験について
資格審査書類請求期間:平成23年7月11日〜平成23年8月22日
受験申込み受付期間:平成23年7月12日〜平成23年9月5日(当日消印有効)
筆記試験:平成23年10月8日(土)
面接試験:平成23年11月19日(土)、20日(日)、21日(月)
合格発表:平成23年12月下旬 予定
臨床心理資格試験は,筆記試験と面接試験に分かれていて,筆記試験に合格した人だけが面接試験を受けることができます。筆記試験は100問の選択式の問題と1台の論述試験から構成されています。 選択肢形式の問題では,心理学の基礎知識(知覚・認知・教育・社会・発達・統計),臨床心理士の基本業務に関する基礎知識(臨床心理査定・臨床心理面接・臨床心理的地域援助・それらの研究調査),臨床心理士の業務に関する倫理や法律に関する知識が問われます。 小論文では,心理臨床に関する1題のテーマについて,1,001字以上1,200字以内の範囲内で記述することが求められます。 面接試験では,専門的な知識や技術の修得度を確認するだけではなく,受験者の臨床心理士としての姿勢や態度などが問われます。
臨床心理資格試験の合格率は毎年6割〜7割程度です。つまり,受験者のほとんどが合格するわけではなく,合格するためには十分な準備が必要です。多くの人は仕事をしながら受験勉強をすることになりますので,合格するためには効率的な勉強を行うことが必要です。 臨床心理士資格認定協会が発行している「新・臨床心理士になるために」と「臨床心理士資格試験問題集」を熟読し,どのような領域の問題が出題されやすいかを把握した上で,勉強を開始した方が良いでしょう。もし一人で勉強することに自信がないのであれば,受験予備校の臨床心理士資格試験対策講座を利用するのも一つの手です。